北の空の炭鉱女

炭鉱が好きすぎて北海道は空知にある赤平市に移住してしまったアラサー女の、面倒なことを抜きにしてとにかく炭鉱愛を語るブログ

祝!「炭鉄港」日本遺産認定!!

「炭鉄港」が日本遺産となりました!

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いいぇぇぇぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!

お~~~~~~~~~~めでとぉぉぉぉ~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!

 

……っということで

この日のために赤平に移住したと言っても過言ではないワタクシです!!

 

※ワタクシの炭鉱愛についてはこちらで

yamaonna.hateblo.jp

 

いやぁ……

本当に良かった…

ほっとした…

 

ということで!

今回は「炭鉄港」が日本遺産に認定されたということで、記念にブログを書きました!

 

が、色々ありますね!疑問が!!

それを、私にもわかるように(!?)簡単にまとめておこうと思います!

 

目次

  • 「炭鉄港」が日本遺産となりました!
    • 目次
    • 「日本遺産」って何?
    • 「炭鉄港」のストーリーとは(ざっくり)~北の産業革命
    • 「炭鉄港」って誰がやってるの?
    • 「炭鉄港」になったモノって何?
    • まとめ

 

「日本遺産」って何?

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旧住友赤平炭鉱

まずはこの疑問ですよね。

「日本遺産」って何よ、と。

 

世界遺産」は皆さんよくご存知ですよね。それの日本版かというと実はちょっとだけ違います。

続きを読む

炭鉱を吹く風は戻らない

炭鉱の風は一方通行

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最近北海道もやっと少しずつ春らしくなってきて、窓を開けられる日もたまにあるくらい、外は暖かくなりました。

内窓を開けると外窓にはカメムシが一匹…

カメムシが二匹…

カメムシが……

 

そんな春。(どんな春)

 

出会いと別れ、変化の春です。

窓を開けると風がふわ~っと入ってきて気持ちいいですね。

 

風っていうのは「自由きまま」っていうイメージもあります。

朝と夕方では風向きが変わっていたり、建物の間では強くなったり、何かにぶつかってグルグル回ったり。

 

だけど、炭鉱の風は違います。

 

目次

 

炭鉱の中の風は一方通行

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炭鉱の中は

炭鉱は基本的に「燃料を掘る」場所です。

 

※炭鉱とは?については▼で

yamaonna.hateblo.jp

 

地下を深いところでは1,000mより深いところまで掘っていくのですが、当然地上からそんなに離れていたら新鮮な空気はありません。それに、大型の機械で石炭を掘るので石炭の粉や石やら砂やらで汚れた空気が舞い上がります。さらに、地下にはガスなどが発生している場合もあります。

そのため「空気の流れを考えること」は炭鉱にとって非常に重要でした。

坑道(地下トンネル)を作る人は風が入る「入気」と風が出ていく「排気」を念入りに計算し、炭鉱の内部(坑内)では風の計測もまめにすることが決められていました。

 

実際、トンネルの入り口(坑口)はそれぞれ「入気」と「排気」の役割が明確に割り当てられていて、人や物資の運搬に主に使われていた住友赤平炭鉱の立坑やぐらは「入気」

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住友赤平炭鉱 立坑やぐら

その道路を挟んですぐ反対側には「排気立坑」がありました。

(その他にもいくつもの入気用の坑口、排気用の坑口がありました)

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住友赤平炭鉱 中央排気立坑 跡

そのため斜坑(斜めに地下に入っていくトンネル)の坑口はそのため2つセットで作られることが多いです。

 

一度わたしは現役の炭鉱内に入ったことがあるのですが、入気の坑口から入って坑内を歩いて行くと、背中から風がビュービューと吹いて寒いほどの場所もありました。

炭鉱内の各坑道(トンネル)は大きな扉で仕切られている場所もあります。風の流れが変わってしまうので、その入り口と出口の扉は決して同時に開けてはいけません。その扉を抜けると一気に空気が変わり、蒸し暑かったり、風向きが違ったり、本当に綿密に風が管理されていました。

 

坑内に入った風は、出口まで振り返ることはない

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地上にいると「自由気まま」な風ですが、ひとたび炭鉱の中に入ると来た道を戻ることなく出口へと向かいます。

これまで割と何かにぶつかる度に行く道を変えては、たまに戻ったり、止まったり、消えそうになったりしてきた私からすると、

なんだ、風のくせに立派だな!!

なんて思っちゃいます。

 

地上を吹く風の風向きはコロコロと変わります。

トラブルにぶつかったり、人の動きにぶつかったり、歴史や風習にぶつかったり、大きな何かにぶつかったり…。

本当に地上の風の行く先は分かりません。

 

私が今立っているのは地上だし、もう空知に地下を掘っている炭鉱はありません。

だけど、今わたしは地上の建物好きっていう場所から、地下深い炭鉱の中まで興味を広げて、とっくに坑口の中へと足を踏み入れてしまっている状態です。

 

この先もきっといくつかの障害にぶつかることも多々あるんだろうと思います。

きっと大変なんだろうなぁ。

 

だけど今は、戻ることなく出口に向かう風でなければならないのだろうなぁ…。

そんなことを思っています。

 

【新紙幣】渋沢栄一は「北炭」関係者だった!

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岩見沢レールセンター

こんにちはー!炭鉱が好きで炭鉱まちに引っ越してしまった炭鉱女です。

好きな物の側に住みたいって、ただのストーカーだよねー!!

 

さて、先日テレビを見ていたら新紙幣のニュースをやっていました。

 

www.nikkei.com

 

おぉ~、新しい時代が来るって感じするね~。

…と、ぼーっと聞いていた私の耳に

「北海道炭鉱鉄道」という言葉が飛び込んできました。

 

北海道炭鉱鉄道と言えば、「北炭」のことです。北炭と言えば…

yamaonna.hateblo.jp

先日こんなブログ書いたばっかだよ!!

 

…えっ、新しい一万円の人、北炭関係者なの!?!?

 

目次

 

そもそも誰なの渋沢栄一

渋沢栄一 100の訓言 (日経ビジネス人文庫)

そもそも皆さん「渋沢栄一」って知ってました?

…いや博識な皆さんならたぶんご存知だったと思いますけど、私は一万円札のニュースで初めて「渋沢栄一」の名前を耳にしました。

世の中には私の知らない偉い人がたくさんいるんだな~とボーっと生きておりましたが、北炭が絡むとなると一応検索してみないとなりません!

 

ということで困ったときにはwikipedia

渋沢 栄一(しぶさわ えいいち、天保11年2月13日(1840年3月16日) - 昭和6年(1931年)11月11日)は、日本の実業家、慈善家。位階勲等爵位は、正二位勲一等子爵。雅号は青淵(せいえん)。

江戸時代末期に農民(名主身分)から武士(幕臣)に取り立てられ、明治政府では大蔵少輔事務取扱となり、大蔵大輔・井上馨の下で財政政策を行った。退官後は実業家に転じ、第一国立銀行東京証券取引所といった多種多様な企業の設立・経営に関わり、二松學舍第3代舎長(現在の二松学舎大学)を務めた他、商法講習所(現在の一橋大学)、大倉商業学校(現在の東京経済大学)の設立にも尽力し、それらの功績を元に「日本資本主義の父」と称される。 また、論語を通じた経営哲学でも広く知られている[1]。 2024年より新紙幣一万円札の顔となる。

渋沢栄一 - Wikipedia

 

「日本資本主義の父」!!かっけー!!!

 

北炭と渋沢栄一との関わりを調べてみる

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北炭七十年史

参考にしたのは職場にあった北炭の社史です。黒い表紙に星のマークが入っていて、まるで黒魔術の本のようです。(何てこと言うんだ)

さて、調べますよ~

 

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北炭社史より

…あった。

名前が載ってるだけ。

 

えっ、マジでそんだけ?と衝撃を受けるぐらい本当に名前しか触れられてませんでした。

 

ていうか

 

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北炭社史P20

北炭、渋沢栄一の前に既に1万円札と関係があった。

すごいよ北炭、新旧1万円コンプリートだよ。

 

しかしあまりにも触れ方があっさりすぎません!?福沢諭吉に関してはちらちら~っとエピソードが載っているのに、渋沢栄一の扱いよ!!!!

 

北炭の「発起人」となった渋沢栄一

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北炭の役員

それではざっくりと関わりを説明すると、「開拓使官有物払下げ事件」という癒着的な事件があり(詳細は割愛)、政府が持ってる炭鉱を民間に払い下げるのが世論的にも難しい時期でした。

だけど炭鉱がほしい北炭。

そこで各界の「こいつに言われたら文句言えないべ」ってすごい人にお願いに回り、「発起人」として名を連ねてもらうことでOKを取り付けたんです。

 

その中に福沢諭吉やら渋沢栄一がいたってことですね。

 

で…なんと聞いた話によると渋沢栄一って会社などなどの立ち上げに超関わっていて、その数なんと500社にもなるとかなんとか。

 

……どうやら北炭はその数ある会社のうちの1つだったようだ…。

 

ということで、渋沢栄一が特別「北炭推し」だったわけではなかったということが分かりましたが笑、しかしこうやって

お札になるスゴイ人が北海道の炭鉱に繋がってた!

っていうことがわかってちょっと楽しかったです。

そして無知な私に「渋沢栄一」の知識を与えてくれた炭鉱に感謝します。(?)

 

新紙幣が発行されるのはまだちょっと先の話ですが、今から楽しみですね~♪

皆さんも新1万円札を見るたびに、「あ!北炭の人ね!」と思って頂ければ幸いです。

 

ではでは~。

 

北海道の炭鉱、「北炭」を調べると面白くなる説

北海道の炭鉱と言えば、「北炭(ほくたん)」

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北炭マーク☆

こんにちは!炭鉱が好きで炭鉱まちに移住しちゃったヤバイやつです!

日々炭鉱で楽しいっ!

 

さてさて今日は炭鉱を経営していた会社の中でもとある1つの会社に触れてみようと思います。

 

炭鉱で掘っていた「石炭」は戦後の日本の復興を支えた重要なエネルギー源。家庭ではストーブの燃料に使われ、製鉄の原料に使われ、発電の燃料に使われた(そして今も使われている)「燃える石」です。

そんな石炭を掘っていたのが炭鉱です。

 

▼「炭鉱とは?」という疑問はコチラのブログをご覧ください▼

 

日本国内で炭鉱と言えば、多くは九州と北海道に集中しています。

(なんか炭層がそうなってるとかなんとか?)

そして九州と北海道での炭鉱事情はちょっと違っていて、北海道で炭鉱巡りをしていると必ずぶち当たるのが

 

「北炭」

 

の二文字。

 

ほくたん…。なんだか名前はよく聞くけれど、お前は一体何者なの!?!?

…という北炭についてちょろっと触れてみたいと思います。

 

目次

 

「北海道炭鉱汽船株式会社」という会社

 「北炭(ほくたん)」は「北海道炭礦汽船株式会社(ほっかいどうたんこうきせんかぶしきがいしゃ)」という会社の略称です。(最終的には)(社名が何回か変わってるんで)

開拓期から深~~~~く北海道の炭鉱に関わっている会社のため、北海道の炭鉱を調べる上では外せない存在です。

そして、名前を見ても分かる通り北海道の炭鉱に関わる会社のため九州には見られない…と思う会社です。

 

会社の成り立ちなどは調べれば腐るほど資料が出てくるしWikipediaもあるし(え笑)、ここでは詳しい話は省略しますが、少しだけ触れるとすると

 

  •  国が莫大な資金を投じて作った国営の炭鉱(幌内炭鉱)を超安くもらうだって北炭作ったのは元道庁の偉い人だもんねー)
  • 鉄道(幌内鉄道)も一緒に超安くもらうだって以下略)
  • 鉄道持ってるの北炭だから他の炭鉱には鉄道貸さないもんねー→北炭一強
  • 良い石炭が出る夕張などをガンガン買収
  • 鉄道が国有化されて国鉄になる
  • 鉄道が使えるようになって財閥が進出→北炭も三井グループになる
  • ガンガンやった結果ガンガン事故を起こす
  • 炭鉱を経営分離して子会社化とかするも倒産していく
  • でも関連会社の三井観光ではグランドホテルとかSTVとかはやるもんねー
  • 破産状態になって会社更生法を申請
  • 更生手続きは終わって今も会社は存続中

 

という、政府とガッツリ癒着したような会社が払い下げでめっちゃ良い待遇を受けて炭鉱を運営し、大財閥と合併して色んな事業を進めてそのうちエネルギー政策の転換やら事故やらの影響で炭鉱をやめたって感じの会社です。

成り立ちがドロドロなら事故の話とかもかなりドロドロなもんで、結構なかなかスゴイ会社なんです。

 

トレードマークは

社章の星のマークっ★ 

 

それでは「北炭」の見て楽しい遺産を紹介(夕張以外)

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錦立坑

ということで、北炭の成り立ちを見ても分かる通り政府と超仲良し(意味深)な会社だったということもあって北炭は北海道の中でもかなり良い場所をおさえていました。

 

炭鉱って本当に一時期ものすごーい数あったので、今も見れるおススメの北炭の産業遺産をご紹介します。

 

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錦立坑(2013年)

なんかロクな写真が無いんですけど

「北炭 幾春別炭鉱 錦立坑櫓」

空知総合振興局の「そらち炭鉱(やま)の記憶をめぐる」のページから引用でご紹介します。

1919(大正8)年に建設された現存の道内最古の立坑(高さ約10m、深さ195m、内径4.5m)。現在、北炭のマークが入った立坑櫓、巻揚げ機室が残っている。内部の機械等は撤去されているが、その貴重な姿をとどめている。三笠市立博物館「野外博物館」の森林鉄道跡サイクリングロード沿いにある。道路下の川沿に錦坑坑口がある。

そらち炭鉱(やま)の記憶をめぐる_北炭幾春別炭鉱錦立坑櫓 | 空知総合振興局地域創生部地域政策課

まずは北海道最古の立坑やぐらを見るべきでしょう!なんせ「野外博物館」として整備されていますし、無料で見ることができるし、難易度が超低いので訪れるのが簡単すぎます。

ちなみに今は社章もきれいに付け直されているそうなので、★マークを見て「おぉ~!」って言いに行ってほしいです。

秋に行ったときは紅葉がキレイでしたよ。

 

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北炭幌内炭鉱立坑櫓

続きまして、錦立坑のついでにチラッと眺めたいのがこちら

「北炭幌内炭鉱立坑櫓」

赤くて炭鉱名と(崩れかけてるけど)社章が入っていて、洗濯ばさみをひっくり返したような形がチャーミング!!

詳しい話は

そらち炭鉱(やま)の記憶をめぐる_北炭幌内炭鉱立坑櫓 | 空知総合振興局地域創生部地域政策課

こちらを読んでもらえたらと思うのですが、現在は民間会社の所有となっているため道端から遠巻きに眺めるしかありません。

錦立坑もそうですけど、この幌内の立坑の形も北海道で現存しているのはここだけなので、ぜひ見ておいてほしい逸品(!?)です。

 

ちなみに幌内炭鉱は色々残っていて、公園やら神社やら発電所やら駅やら見どころが多すぎるのでこの辺のリンクをご参照ください。

そらち炭鉱(やま)の記憶をめぐる_幌内炭鉱景観公園(北炭幌内炭鉱施設跡地) | 空知総合振興局地域創生部地域政策課

 

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北炭赤間炭鉱 選炭機

そして外しちゃいけないのが、わが町赤平にあった北炭の炭鉱。

「北炭赤間炭鉱」

このコンクリートの物「選炭機跡」以外に炭鉱っぽい物が残ってないのが残念なのですが、立派な北炭の炭鉱跡なのです!

ちなみにこの炭鉱の「ズリ山」は777段の階段が整備され、頂上からはまちが一望できます。

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幸福の鐘」もあります(2013年)

炭鉱の詳しい話はこちらでどうぞ(丸投げ)

北炭赤間炭鉱選炭工場跡 - あかびら炭鉱の歴史 - episode3 炭鉱遺産|赤平観光協会

ここは駐車場、無料トイレ完備でドライバーさんの休憩スポットになっていたり、ズリ山は体力づくりのお年寄りの憩いの場になっていたりと、まちにすっかり溶け込んで(!?)利活用されている遺産となっています。素晴らしい。

 

尚、どうせ赤平に来るならこちらもどうぞ(宣伝)

yamaonna.hateblo.jp

 

 

つづいてのオススメは…

「え?こんな山の中にビル?」

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空知炭鉱立坑

いいえ、これは

「 空知炭鉱」の立坑やぐらなんです。

元々は北炭の炭鉱でしたが、経営分離して「空知炭鉱㈱」となって、現在も同会社の所有のため見学などはできません。道路っぷちから指をくわえて眺めましょう。

ちなみに外壁でおおわれているだけで、あの壁の中には他の立坑やぐらと同じく鉄骨でできたやぐらが入っているそうです。見たい…。

そらち炭鉱(やま)の記憶をめぐる_空知炭鉱立坑 | 空知総合振興局地域創生部地域政策課

 

その他にもコアなファンの多い

「万字炭鉱」も北炭の炭鉱でした。

…が、なんと私が行ったことないということに気づきました。笑

そらち炭鉱(やま)の記憶をめぐる_万字炭山森林公園(選炭場跡、ズリ山) | 空知総合振興局地域創生部地域政策課

今度行ってみます。

 

「北炭」の牙城、夕張市

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北炭の石炭

夕張と言えば北炭…というくらい夕張にはこの北炭の経営していた炭鉱がたくさんありました。(三菱大夕張についてはここでは触れないよ!)

そんな北炭の炭鉱の中でも最もおススメなのは

夕張市石炭博物館でしょう!!!

夕張市石炭博物館

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夕張市石炭博物館

この写真右側の「立坑やぐら」風の物は「北炭夕張新鉱」のレプリカです。なんせこの博物館の辺り一帯が北炭の炭鉱があった場所だったんです。

 

ここがおススメの理由は、お金さえ払えば本物の坑道(地下トンネル内)に入れるし、炭鉱で使われていた機械が動く状態で見れるし、なんなら坑道(トンネル)の入り口の「坑口」も見れるし、石炭の層も見れるし、とにかく安全に合法でリアルを楽しめるという点です。

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本物の坑内(&マネキン)2013年の写真

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坑口(こうぐち)

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石炭の大露頭

ちなみにこの博物館の奥には「石炭の歴史村」として営業していた遊園地の廃墟がありますが立ち入り禁止です。

SNSで見かけたら通報です。(え

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石炭の歴史村の跡(2015年アートプロジェクト時)

……とまぁここでは廃墟は置いておきましょう。とにかく、この敷地内はまるまんま夕張の闇(?)の歴史と炭鉱の史跡がギュッと詰まっていて他にも色々あるので色々見落とさないように見て回ってくださいね。

 

博物館の話が長くなってしまいましたが、他にもあります夕張!

 

北炭清水沢火力発電所

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2014年アートプロジェクト時の清水沢火力発電所

こちらは「一般社団法人清水沢プロジェクト」さんが管理・公開しており合法で楽しめる産業遺産です!詳しくはWEBページに詳しく載ってます。

www.shimizusawa.com

北炭発電所まであったのかよ…すげぇな…

と思われるかもしれませんが、結構あります。なんせ炭鉱は燃料を掘ってるわけだしガスも出ますし。炭鉱でどうせたくさん電気使うし、自家発電しちゃえ~ってことですね。

 

他にもたくさんありすぎるのでざらーっと紹介!

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北炭夕張新炭鉱慰霊碑

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北炭夕張新炭鉱 標語

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北炭夕張新炭鉱 通洞口

歴史や事故は自分で調べてね!(おい)

「おぉ~、本当に北炭って書いてる~!」スポットです。


上記3件はこの辺↓

続いて

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北炭滝之上水力発電

2015年に行ったら工事してた……けど、窓の☆マークが見れただけでも満足です…。

こちらも外観のみの見学ですが、公園内にあるので行くハードルが低くついでに見ていける感じなのでおすすめ。

場所→https://goo.gl/maps/vbqmPgu7eQr

 

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北炭楓坑発電所(2012年撮影)

詳しくは

そらち炭鉱(やま)の記憶をめぐる_旧北炭楓坑発電所 | 空知総合振興局地域創生部地域政策課

なんかどうやらこないだ倒壊したみたいです…。

場所→https://goo.gl/maps/Z6mRnGWNL4y

 

他にもありすぎなのでリンクで紹介!

例の映画と昔の炭鉱住宅を見たいなら「黄色いハンカチ思い出ひろば」

黄色いハンカチ想い出ひろば | 黄色いハンカチ想い出ひろば

 

最近中国系企業に買い取られた北炭の迎賓館「北炭鹿ノ谷倶楽部」

夕張鹿鳴館(旧北炭鹿ノ谷倶楽部)/北海道夕張市ホームページ

 

などなど、他にもあるんですがこんな感じです!

夕張には北炭の痕跡がたーーーーっくさんです。

 

まとめ

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岩見沢レールセンター

そういえば紹介忘れてたけど↑コレは岩見沢駅の裏にある北炭の工場跡です。今はJRの持ち物なので外観のみ見学可能…。

 

…ということで!

 

北炭について&北炭めぐりを紹介させてもらいましたが、お分かりいただけたでしょうか!

歴史がかなりだということと、炭鉱は常に事故と隣り合わせではありますがその経緯や内容がかなりだということ、そして閉山後も相当数の建物を放置しているっぷり。

しかし遺された建物たちは魅力的な遺産ばかり…!!

 

そしてそういえば、北海道開拓使のマークって★だよねー、とかサッポロビールのマークって★だよねーとか、北炭は調べ始めるときりがないとっても北海道の炭鉱の歴史にとって大きな存在なのです!

 

ぜひ皆さんも調べて、探して、道内の「★」めぐりをしてみてはいかがでしょうか!

 

 

炭鉱は見るものではない。感じるものだ。

「炭鉱」とは一体何なのか

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Don't think. FEEL!!

こんにちは、「炭鉱」が好きすぎて炭鉱まちに移住しちゃったヤバイ女です。

さて、今日のブログのテーマは

「炭鉱とは何か」

 

恐らく炭鉱好きの皆さんならすぐに「炭鉱とは〇〇〇だよ!」とお答えになることができることでしょう。しかし私はこの「炭鉱とは何か」を考え始めるといつも答えが出てこなくなってしまうのです。

今回はそんな話です。

 

目次

 

辞書的意味の「炭鉱」とは

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三菱美唄炭鉱 立坑やぐら

「炭鉱」って聞くと、恐らく最も最初に出てくるイメージはツルハシで石炭を掘りだす姿でしょう。これはある意味間違ってはいないのですが、100%の正解でもないと思っています。

 

そうだって皆さんは人に

「私〇ィズニー好きなんだっ!」

…って言われたらどう思いますか?

 

興味ない人は「へ~」で終わるかと思いますが(これは炭鉱でも共通です笑)、ちょっと分かる方は聞きますよね?

「ディ〇ニーってディズ〇ーランド?シー?キャラ?映画?何の??」

 

…つまり炭鉱もそういうこと。(どういうこと)

「炭鉱」ってかなり広義だと思うんですよ。

 

ちなみにWikipediaで調べるとこんな説明が出てきます。

炭鉱(たんこう、coal mine)は、石炭または亜炭を掘り出すための鉱山のこと。

なお、しばしば上記意味に対し、炭鉱と同じ読みの炭礦の表記が当てられる。その理由として石炭が金属ではなく、その採掘地を金属鉱山とも呼べないため、漢字のが「金偏」ではなく「石偏」となるのが正しいためとも主張される。また、石炭採掘の坑道という意味で通常用いられる炭坑もしばしば炭鉱を指すために使われる。

炭鉱 - Wikipedia (2019年2月現在)

 

簡単に言うと、炭鉱は鉱山のことということのようです。

それじゃ鉱山とは

 

鉱山(こうざん)とは、資源として有用な鉱物を採掘・選鉱製錬し、主として工業用の原料として供給する事業所の事を指す。

鉱山 - Wikipedia (2019年2月現在)

 

『鉱物を採掘・選鉱・製錬する事業所の事』

そう、事業所の事なんです。

 

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ツルハシで採掘…

そう!コレ↑だけが炭鉱じゃないんですよ!!

 

具体的に炭鉱を構成しているもの

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住友赤平炭鉱ヤード内

ということで、「事業所」マルっと炭鉱だということをご理解いただいたところで、具体的には「炭鉱」に何が含まれるのでしょうか?

 

はいこちら。

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「住友赤平開坑三十年」冒頭(ページ番号無し)より

「住友赤平開坑三十年」(昭和43年発行)という本の最初の方に資料として乗っている組織図を拝借いたしました。これだけたくさんの組織が一つとなって「炭鉱」を作っていたんですね。

石炭を掘るために材料を用意して、採掘するためのトンネルを掘って、電気や設備を整えて、実際に石炭を掘って、それを運んで、製品化して、出荷。そのためにた~~~っくさんの人が関わっていたということです。

 

なので、先ほども例に出しましたが

「私〇ィズニー好きなんだっ!」

って言われるのと同じノリで

「私炭鉱好きなんだっ!」って言うと

「炭鉱って採炭?保安?文化?建物?何の??」

ってなるということなんです。(なるか?)

 

「見て楽しい炭鉱」は

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住友赤平炭鉱

私の趣味は「炭鉱巡り」です。各地の「炭鉱」を見るのが好きで、とりわけ自分の住んでいるまちの「住友赤平炭鉱」を愛してやまないわけです。

 

 ▼住友赤平炭鉱LOVEについてはこちらをご参照ください。笑

yamaonna.hateblo.jp

 

それじゃ私の「見て」巡っている炭鉱について一部紹介しましょう。

【立坑やぐら】

 ▲私のツイートより

 

まずは「立坑やぐら」がおススメです。理由はでかくてかっこいいから。

炭鉱だけにある建造物というわけではありませんが(縦穴を掘る時はよく使うらしい)、炭鉱ではとりわけ重要な存在ともいえますし、何よりまちのランドマークになっていることが多いです。

 

この立坑やぐら以外にも炭鉱にある特徴的な施設はいくつかあって、選炭工場跡やズリ山(ぼた山)、「シックナー」というものの跡は比較的残っていることが多いです。

また、ほとんどの炭鉱は鉄道とセットになってますので、そちらもファンの多いジャンルになっています。

 

続きまして…

【坑口(こうぐち)】

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坑口(こうぐち)

これはとりわけ、インディージョーンズに憧れてしまったすべての昔のキッズにおすすめする炭鉱遺産なのですが、炭鉱は当然地中を掘るのでトンネルの入り口があるわけです。そのトンネルの入り口を「坑口」と言います。

その中にトンネル(坑道)が続いている訳ですが、基本は閉山時に坑口は密閉するのが決まります。

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密閉された坑口

このように基本的にはコンクリートなどで密閉されていて、ガス抜きのために管が出ているだけの物が多いのですが…

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経年劣化でこんなんなっている坑口もあります。ちなみにこちらは中はすぐ土で埋まっちゃっているのですが、こういうのをみると洞窟探検的なワクワク感を感じちゃいますよね!

そして「あ~炭鉱来たなぁ~~っ!」と感じられますよね。

私は暗くて狭いところ苦手なので無理ですけどね!

 

【炭鉱で使われていた機械類】

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住友赤平炭鉱 自走枠工場

炭鉱と言えば、そこで使われていた機械類も魅力のひとつです。

ここでは超さらっとしか触れませんけど、こちらも会社や炭鉱によってたくさんの種類があって、何よりこれだけでなんか強そう(!?)なメカ類は幼少のころ合体しちゃったりするロボット的な物に憧れた元キッズには響くに違いありません、

 

【炭鉱で使われていた建物】

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幌内の変電所

他にも様々な関連施設があり、明治~昭和のたっくさんの建物を見ることができます。なんだかモダンだったり、一方で既に廃墟(ていうか基礎しかない)だったりと、古い建物の好きな方にはたまらないでしょう。

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幌内炭鉱の辺り

炭鉱好きになりすぎると、炭鉱の事務所だったとか売店だったとかそんな「どこにでもあるけど炭鉱に使われてた」っていう建物でも愛しくなります。(こわっ)

 

【炭鉱住宅(炭住)】

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住友の改良住宅

また、炭鉱には数千人規模の社員を抱えるものも多く、ほとんどの炭鉱には社宅「炭鉱住宅」があったので、住宅フェチはこれを眺めるのも非常に楽しいです。同じ形の建物がずら~っと並ぶ様は、その炭鉱の規模をまさに目で感じることができます。

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上砂川町

炭鉱住宅は建てられた時代や炭鉱を経営していた会社によってもかなり形が違うので、それを比べるのもまた面白いかと思います。

 

「炭鉱を見る」とは一体どういうことなのか

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住友赤平炭鉱

確かに「炭鉱」は目に見ることができます。

いえ、正確には目に見ることがでるんです。

 

炭鉱は本当にたくさんの要素を含んでいて、「炭鉱の〇〇」となるとめちゃくちゃたくさんのものがあるということが分かっていただけたかと思います。

 

こんな規模の「事業所」が全国あちらこちらにあったもんですから、そこには独特の文化がありました。炭鉱がまちを作った…みたいなところもいくつかあるぐらいなんです。(企業城下町トヨタみたいな感じで)

「農家」とか「漁師」みたいな感じで「炭鉱夫」というものが存在してた……と言えばなんとなくイメージ付くでしょうか?

 

例えば特有の食文化があったり 

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赤平「寿司の松川」の「がんがん鍋」

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住友赤平炭鉱 坑口浴場の鏡「御安全に」

使っていた言葉があったり…

 

他にも生活文化や気質、音楽……そんな無形の「炭鉱」もたっくさんあったんです。

そんなものをぜ~~~~~んぶひっくるめて「炭鉱」なんですよね。

そう、炭鉱は目に見えるものだけが全てじゃない…

 また一部だけを見て炭鉱を語ることも難しい…

 

空よりも広く、海よりも深い、それが炭鉱…!!

……は完全に言いすぎだし地下掘ってんだから当然海よりも深いんですけど笑

 

とにかくなんだかデッカイもんだということが分かっていただけたでしょうか!?

 

ぜひちょっとでも気になった方は、炭鉱まちに来て、見て、触って、食べて、聞いて、会話して、五感を全て使って炭鉱を「感じて」みてもらえたら嬉しいです!

 

Don't think, FEEL!!!!

(あれっ、どこかで聞いたことあるセリフだな)

 

 

【美唄市】アルテピアッツァ美唄が炭鉱巡りにピッタリすぎる話

アルテピアッツァ美唄が人を惹きつけてしまうワケ

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こんにちは!炭鉱好きすぎて炭鉱まちに移住しちゃった女の炭鉱ブログです。

今日のブログは美唄について。しかもアルテピアッツァ美唄を中心に書きたいと思います。

 

炭鉱じゃねーじゃん!!

 

……と思った美唄ツウのそこのあなた!!

大丈夫です。炭鉱出てきます。(ちょっとだけ)

 

目次

 

アルテピアッツァ美唄」とは

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みんな知っている前提で話を進めようとしていましたが、皆さんアルテピアッツァ美唄はご存知ですよね?

なんかイタリア語っぽいからってピザの種類ではありません。

 

アルテピアッツァ美唄廃校となった栄小学校を活用し、美唄出身の安田侃という有名な彫刻家の美術館となった素敵スポットなのです。

 

www.artepiazza.jp

 

私は札幌出身で中学・高校と吹奏楽部だったのでよくコンサートホール「Kitara」に行っていました。ホールの入り口正面には丸くてすべすべで大福みたいで美味しそうな安田侃の彫刻があり、すごく好きだったので私自身は結構昔から安田侃彫刻が好きだったようです。(認識したのはもっと後でしたが)

 

そんなオシャレアートスポットなもんですから、めっちゃ「映え」します。夏にピクニック行くとかもめっちゃおススメです。

そんなアートな雰囲気を求めてアルテピアッツァ美唄があるから、という理由で美唄を訪れたり移住したり働きに来る方も居るなんて話を聞くぐらい、知っている人は知っている美唄の名所なのです。

 

廃校好きの心をくすぐる

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旧栄小学校

私は廃校も大好きで、ちょびちょび廃校を利用しているギャラリーやカフェなんかにも出かけるわけですが、この栄小学校もそんな廃校好き&廃校利用好きの心をくすぐります!

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現在はアルテピアッツァ美唄のギャラリーの他に「栄幼稚園」としても利用されています。

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ただ残念なことに、平成(平成!?)32年の3月末で閉園となってしまうそうです。悲しい。

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こういう「学校感」があるだけでときめきますよねっ。

 

この栄小学校は炭鉱とは切っても切れない関係にあります。

というのもこのアルテピアッツァ美唄のある場所は「三菱美唄炭鉱」によって栄えたまちの1つでもあるんです。おそらく炭鉱があったころは炭鉱マン(炭鉱で働いていた人たち)やその関係者の子どもが大勢通っていたのでしょう。

 

周辺の炭鉱遺産めぐりの休憩にピッタリすぎる

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美唄は本当に炭鉱関連の見どころが多すぎて書ききれないくらいあります。それらをぐる~~っと回って一休みするのに、アルテピアッツァ美唄は最適すぎるのです。

しかも!嬉しいことに冬も営業しているんですよね。

ここの「カフェアルテ」で一休みするのが私は大好きです。

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昔のスマホの写真なので画質が…

ちなみにここで「そらち炭鉱遺産散歩」と出会った運命の場所でもあります。この本は結構前のものなので既に解体されてしまった建物も結構あるのですが、それも含めて名作なので一度読んでみてほしいです。

そらち炭鉱遺産散歩

そらち炭鉱遺産散歩

 

 

周辺の炭鉱遺産

それではアルテピアッツァ美唄と共に巡った方がいい炭鉱遺産もちょっとだけ紹介したいと思います。

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炭鉱メモリアル森林公園

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我路のまち

この辺は三菱美唄炭鉱関連の物がたくさんあります。本当に挙げたらきりがないくらいあります。他にも関連して美唄鉄道跡(東明駅)なども行くと良いです。

 

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三井美唄炭鉱関連の建物

一緒に炭住も少しだけ残ってるので見ると楽しいです。また煙突とか建物の基礎も高速から見えますので、高速で走る時は要チェックです。

 

 

まとめ

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今回のお話はメインは炭鉱ではありませんが、炭鉱を見に行くのに本当に炭鉱だけを巡る人はディープな人くらいです(私見)。

 

こういった「トイレがある」「駐車場がある」「カフェがある」「Wifiがある」という休憩スポットを一つおさえておいて、そこから色々見るというは充実した炭鉱巡りを組み立てられるポイントですね。

(ぜひ赤平周辺に来る場合は「赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設」をそいうったスポットとして使ってほしいです!)

 

「何かのついでにチラっと炭鉱遺産も見たい~!」という方はアルテピアッツァ美唄を軸足に、あちこちチラ見してその魅力を発見してもらえたらと思います。

 

なにより本当に気持ちのいい場所なので!

天気の良い日に本とお弁当でも持ってぼーっとしに行くだけでもリフレッシュできて良い一日を過ごせること間違いなしです。

 

私もしばらく行けていないので、今度アルテでお茶でもしに行こうと思います。

皆さんもアルテピアッツァ美唄&炭鉱遺産を楽しんでみてくださいね!

 

【赤平市】住友赤平炭鉱の魅力まとめ

住友赤平炭鉱への愛を語りたいと思います。

こんにちは、炭鉱が好きすぎて赤平市に移住しちゃったアラサー女です。

今回は私のホームマイン(※今突然作った造語・Home Mine)でもある

赤平市にある住友赤平炭鉱の良さを切々と語ります!

 

目次

 

まず見た目がカッコイイ

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「住友赤平炭鉱」建屋と立坑やぐら

住友赤平炭鉱の良さで真っ先に出てくる言葉が

「カッコイイ」

ですよねっ。

 

ドーンとした四角い工場のような建物の上に、鉄骨で出来たでっかいタワーが乗っています。

これが「立坑やぐら」という設備なのですが、この立坑やぐらがものすごい存在感。なんとその高さは43.8mもあるんですよ!

 

空に向かってそびえるその立坑やぐらを間近から見ると、その迫力に圧倒されます。

そして写真撮るとものすごい映えるんですよ…。

四季や時間帯を変えて写真を撮ると毎回違った雰囲気で、その色んな表情がまた私の心を掴んで離さないんです(変態)。

 

内部を見学できる

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住友赤平炭鉱 操車場(ヤード)内

このポイントが他の多くの炭鉱との違いなのですが、この住友赤平炭鉱は

合法で!

しかも定休日じゃなければ毎日決まった時間に!!

見学ツアーが実施されているんです!!!

(2019年1月現在)

 

写真は炭鉱で使われていたヤード(トロッコが行き来していた場所)の写真なのですが、この「ヤード」と「立坑やぐら」を動かしていたモーター「巻き上げ機」がある部屋を見学することができます。

その他にも季節によって炭鉱で使われていた機械のある工場跡や炭鉱で働いていた方々が使っていたお風呂などの見学も行っています。

 

他の炭鉱はほとんど見学できる施設はなく、こんなほぼ操業当時の状況のままを見ることができるのは国内でもここだけじゃないでしょうか。

見学の際はガイドさんが付いてくれるのですが、実際に働いていた方がガイドをしているので臨場感のある話を聞くことができますし、内容がちょっと難しくてもガイドさんがめっちゃ優しい私見ので分からないことはガンガン聞くことができます。

 

ちなみにこの住友赤平炭鉱では……というか、もう閉山(会社が炭鉱を閉鎖)した時に地下は密閉してしまうので地下を見学することはできませんよ。

 

見学に関しては赤平市教育委員会で行っていて「炭鉱遺産ガイダンス施設」で有料で受付をしているので調べてみてください。

 

見学・勉強するための施設が整っている

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赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設

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赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設内部

北海道でも特に炭鉱が集まっている地域、「空知(そらち)」にはいくつかの炭鉱博物館があります。「赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設」もそのうちの1つで、2018年7月にオープンしたばかりの施設なんです。

 

この施設はまさしく住友赤平炭鉱の目の前にあって、駐車場もありますし入館も無料で炭鉱に関する展示を見ることができる他、ガイドの受付も行っています。

きれいなトイレもありますし、ちょっとしたカフェ・物販もありますし、内部は写真撮影もOKです。

 

ガイドの時間に都合が合わなくても、この施設でちょっとだけ展示を見たり職員さんに炭鉱について聞いてみるっていうのもいいですよね。

 

何よりこうやって「炭鉱来て!ウェルカム!!」な施設があるのと無いのじゃハードルが大違いです。

 

炭鉱なのにアクセスが抜群

もしも他の炭鉱を巡ったことのある方ならわかっていただけるかと思うのですが、この住友赤平炭鉱は炭鉱の中でも抜群にアクセスが良いです。

 

炭鉱というのはなんだか山の中にあることが多くて、行くのはいいけど熊の巣みたいなところだったりとか、公園になっているけど熊が出るとか、熊が出るとか熊が出るとか

行くのがなかなか難しかったりするんですよね。

そして大概が車が必要な場所にあります。

 

赤平も公共交通で来るにはなかなか大変ではあるのですが、電車もバスもあり駅からも徒歩で来られる場所にあるんです。そしてまちの中心地(と言っても小さな中心地なんですが)からすぐそばというのも大きな特徴です。

この地の利(!?)は大きいですね!!

 

炭鉱への愛が集まっている

人のあたたかさを感じる炭鉱

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以前行われていたお祭り

「炭鉱」っていうとあまり多くの方にその魅力を理解してもらえず、もちろん当の住民の方々の中にも良く思っていない方が多いのも事実です。

しかしそんな中でもこの「住友赤平炭鉱」では

「この炭鉱があったという歴史を伝えないといけない!」

「なんだか難しいことは分からないけど好き!」

「楽しそうだから手伝う!」

という人が集まっているんです。

 

そんな人達が集まって、以前は「TANtanまつり」という炭鉱を愛でるというマニアックなイベントが開催されていたり、そういった活動があったから先ほどの「ガイダンス施設を作ろう」「炭鉱を残して守ろう」という方向にまちが舵を切ったのだと思います。

 

こうやって住民が主体となってまちの歴史を守ろうとか、伝えようという活動をして継続されている場所ってあんまりないんですよね。

 

普通の博物館やただ森の中で廃墟と化してしまっている炭鉱にはあまりない、人の温かさみたいなものがこの住友赤平炭鉱の大きな魅力の1つだと思っています。

 

廃墟の良さを残した「生きた」遺産

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巻き上げ機の操作室

そして私自身は廃墟好きから炭鉱の世界(!?)へやってきたのですが、住友赤平炭鉱は部分部分に廃墟の良さを残してはいますが、私の感想としては

「ここは生きてる!」

と思いました。

 

実際案内看板が立っていたり、ガイドのパンフレットがあったりと私が当時出会った炭鉱の中でも抜群に「人が関わっている」という空気を感じました。

 

廃墟好きな方ならわかると思うのですが、使われている建物って気配で分かりますよね。その「人の手が入っている」「大事にされている」ということを感じられるのがこの住友赤平炭鉱と他の炭鉱の違いの1つでもあると思います。

 

なので行くたびに少しずつ変化していたりするので、何度行っても飽きないんですよね。

 

まとめ

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住友赤平炭鉱(春)

他にも住友赤平炭鉱にはたっくさんの魅力があって、まだまだ書ききれませんし、これからまた増えることもあるかと思います。笑

なので、ひとまず今回はこれくらいで。

 

とにかくこの住友赤平炭鉱は見た目のカッコよさに加えて、炭鉱に詳しくない人にも行きやすい、見やすい炭鉱の魅力にハマるための一歩になれる炭鉱だと思います。

 

富良野旭川・札幌間の途中で寄ることもできる場所にありますし、山歩きのような装備は全く必要ありませんので、ちょっとでも興味が出たら気軽に寄ってみてはどうでしょうか。