みんな「赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設」行こうよ
こんにちはー♪
炭鉱が好きすぎて赤平に移住した系の女です。
今回は満を持して私の大好きな赤平の炭鉱遺産に関する記事をUPしようと思います。
全国各地に炭鉱に関する資料館や施設はたっくさんあります。炭鉱はそれぞれ会社も状況も違うので、1つとして同じ資料館はありません。
しかし恐らく、この「赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設」は
冬もやってる!素敵なガイドが聞ける!!
という素敵施設ですのでぜひ行ってみてほしいと思っています。
目次
赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設ってどんな施設?
こちらの施設の概要は以下の通りです。
- 名称:赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設
- 住所:赤平市字赤平485番地
- 電話番号:0125-74-6505
- 休館日:月曜日・火曜日(この日が祝日の場合は開館し、直後の平日が休館日となります。)
- 開館時間:9時半~17時(入館は16時半まで)
- 入館料:無料 ※ガイド付き見学は有料
- 市ホームページ
- Facebookページ
「赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設」は、赤平市にある炭鉱遺産を紹介するための赤平市(つまり市役所…というか教育委員会が運営)の施設です。
全国にこの「ガイダンス施設」というものが(名称は違えど)いくつかありますが、博物館と違う点が
「遺産を紹介する、案内・導入するための施設」
という意味合いが強いという点です。
赤平のガイダンスも同様で、基本はガイド付き見学を行っている「住友赤平炭鉱」について紹介する、ガイドの導入を行うための施設だと思っていただければと思います。
そのため施設の規模もそれほど大きいわけでもなく、法律上の博物館に登録されている施設ではありませんが主役はなんせこの目の前に立っている炭鉱遺産!……という施設となっております。
▼住友赤平炭鉱についてはコチラもどうぞ▼
赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設で出来るコト
ガイドの受付
「ガイダンス施設」なのでまずは当然できるのはガイドの受付です!
ガイドの内容は
- 「住友赤平炭鉱」の立坑やぐらの建屋内部に広がる「ヤード」と呼ばれる操車場の見学
- 「ヤード」から奥に進んだ先にある立坑やぐらを動かしていたモーター「巻き上げ機」がある部屋(巻き上げ機室)
- 立坑やぐらの建物とは別の建物内にある、坑内で使われていた大型機械類の展示施設(自走枠整備工場)
の3ヵ所を見ることができます。
しかもガイドは元炭鉱マン!!
本当に働いていた方だから分かる生の話を聞ける貴重なガイドです。
こちらのガイド付き見学は有料で、時間も決まっています。
最新の情報はWEBページまたはFacebookページからご確認いただければと思いますが、2020年2月現在は
- 1回目→10:00~
- 2回目→13:30~
の2回行っています。
最大40名ほどまで先着で受付で予約はできませんが満員になることはほとんどありませんのでご安心を。
ピッタリに間に合わない場合でも、多少の遅れなら後からガイドに参加することもできますが、説明が途中からになってしまうことと、ガイド料は通常通りかかってしまうのでご注意ください。
ガイドは開館日であれば毎日行っていて
なんと1人からでもやってくれる贅沢仕様です。
夏・秋は団体さんと一般のお客さんと一緒にガイドをしたりするので結構お客さんが多いのですが、冬の間はお客さんも少なめなので、写真を撮る方は冬に来てゆっくり写真を撮るのもおススメですよ~。
(ただし建屋内はマイナス10度以下になる日もありますよ~笑)
1回あたりの所要時間は約90分程度ですが、季節や人数、お客さんのノリ質問の多さによって時間は前後します。
ヤード、巻き上げ機室を見た後ガイダンス施設に戻ってきて、車に乗り換えて自走枠整備工場に行き、その後は自由解散となります。時間に余裕のない方は途中で離脱してもOKです。(スタッフに言ってみてくださいね)
ちなみに雪が積もりすぎて自走枠整備工場にたどり着けない時には自走枠の見学はできません。あとヤード内が凍りついて巻き上げ機室にたどり着けない場合もあります。
どうしてもフルコースで楽しみたい!という方はぜひ一度施設にお問合せの上訪れてくださいね。
ちなみに!見学コース内は炭鉱施設がほぼそのままになっているので、階段や足元が悪い部分などがあります。残念なことにバリアフリー化はされていないので足の悪い方、歩くのに補助が必要な方はご見学が難しくなっています。
また小さなお子さんはヤードに入るとテンションが上がって駆け回ったり騒いだりして転んで怪我をしてしまう…という可能性もあるので、お父さん・お母さんがしっかり手を繋いであげてもらえればと思います!
ガイド料は大人一人800円で、市民割引などがあります。
詳しくはWEBなどでご確認ください!
展示資料の見学
ガイダンス内の多くの面積はガイド付き見学の説明ホールになっているのですが、その他に炭鉱に関する展示資料もあります。
大きな博物館のようにたくさんあるわけではありませんが、無料で見ることができる展示なのでちょっと見るだけでもなんとなく炭鉱の雰囲気を感じてもらえるものになっています。
特にこの「坑内実測図」(ワットマンと呼ばれたりしています)は他の施設ではほとんど見たことがありません。炭鉱の会社と市民団体、そして市が連携を取れたからこそ残っている貴重な資料です。
カフェで一休み(※追記:カフェは閉店しました)
※NPO炭鉱の記憶推進事業団で運営していたガイダンス施設内のカフェは2020年10月に諸般の事情により閉店しました※
(以下の文章は閉店前のものです)
こちらも本当にドリンクだけのちょっとしたスペースなのですが、カフェ&お土産コーナーも入っています。
(そして私はたまにここでバイトしてます)
このスペースは「ガイダンスが見に来て終わりじゃなくて、色んな人が交流できる場であってほしい」という想いからできました。
ガイダンスは市の施設のため販売を行うこのスペースは民間に委託されて運営しています。
入館も無料ですし、コーヒーだけ飲みに来てくれるお客さんも全然いるんですよ~!!
カフェがあることで気軽に立ち寄ってもらえる場所になっているのではと思っています。
ちなみにガイドに行かれる方用のロッカーもあるのですが、自販機・トイレももちろんあります。入館が無料なのでついでにでも少し寄って、それが炭鉱遺産をチラっとでも見てもらえるきっかけになれば嬉しいです!!
赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設のアクセス
ガイダンス施設に来るお客さんのほとんどは車でいらっしゃいます。
駐車場もバスが1台停まれるスペースもありますし、一般車両だと20台くらいは停まれるかと思います。
JRで来る場合は駅から徒歩で約15分の距離です。
駅にはガイダンス側に出る跨線橋が無いので、商店街の中を歩いて行って郵便局のある交差点から踏切をこえると立坑が見えます。
ただし……JRの本数は1時間に1本あるかないか…!!という本数なので、いらっしゃる場合は気を付けてください!
2020年2月現在、ガイドに間に合うには滝川から赤平に着く列車は丁度良いのがありません…。ちょっと遅れても大丈夫であれば歩くか駅前からタクシーという形となります。
路線バスの場合は中央バスの「赤平消防署」バス停が最寄のバス停になります。
バス停は私の良くいくカフェ「Café Luft」さんの目の前です。
しかしそもそも赤平駅まで丁度良いJRが無いので、滝川駅から滝芦線(芦別に行くバス)に乗ることになるかと思います。
(歌志内線でも行けなくはないですがものすごい遠回り…)
一応1時間に1本くらいはあるので滝川から来る場合は路線バスも検討しても良いかもしれません。
まとめ
ということで、ガイダンス施設についてだいたいわかっていただけたでしょうか!
本当はガイドの内容についてもこのブログで書こうと思ったのですが、あまりにも長くなるのでやめました笑
この施設はなんやかんやあって2018年の7月にオープンしました。
本当になんやかんやあって笑、結構なんやかんやある施設です。(察して)
まだできて2年ということもあって、まだまだ発展途上の施設だとも思っていますが
何よりも元炭鉱まちであるこの赤平に!
こうやって炭鉱遺産を紹介できる状況が揃っている!!
ということが何より私には嬉しく思います。
産業遺産って日本では全然まだ注目されていなくて、マニアックな人だけが訪れるイメージもあります。
まちに住んでいる人にとってはただの生活の一部であり、守るべきという意識も伝えていくべき歴史だという意識もなかったりします。
(むしろ忘れたいかもしれません)
しかし今こうして守る&伝えることによって絶対にこの産業遺産と歴史はまちの宝になると思ってますし、その点で赤平は他のまちより一歩進んでいると思っています。
とにかくここではこの気持ちを伝えきれないので
ぜひ!
赤平に来て!!
ガイダンス施設を訪れて!!!
ガイドを受けて行ってもらいたいと思います!!!!
ではでは、皆さん赤平でお待ちしておりますよ~!!
- 住所:赤平市字赤平485番地
- 電話番号:0125-74-6505
- 休館日:月曜日・火曜日(この日が祝日の場合は開館し、直後の平日が休館日となります。)
- 開館時間:9時半~17時(入館は16時半まで)
- 入館料:無料 ※ガイド付き見学は有料
- 市ホームページ
- Facebookページ