北の空の炭鉱女

炭鉱が好きすぎて北海道は空知にある赤平市に移住してしまったアラサー女の、面倒なことを抜きにしてとにかく炭鉱愛を語るブログ

炭鉄港実務者向け室蘭研修会に参加してきました!~その2~

鉄道、鉄鋼、港湾

f:id:okrkn222:20191130131528j:plain

2019年10月、炭鉄港推進協議会の事務局を務める空知総合振興局さんが音頭を取って行ってくださった研修会で室蘭に行って来ました!

 

 

このブログは

yamaonna.hateblo.jp

の続きとなりますv

 

目次

 

地球岬

f:id:okrkn222:20191214153220j:plain

地球岬

2日目の室蘭ツアー…研修は地球岬からスタートです!

炭鉄港はあんまり関係のない場所ですが、ものすごいキレイな場所です。

室蘭のスゴイな~、いいな~、と思ったところの1つなのですが、「炭鉄港」に限らずこういった一般的な観光地もあるというところです。

観光するなら歴史歴史!!っていうだけよりも、キレイな景色を見たり美味しい物を食べたりっていうのを一緒にできるのは良いな~と思いました。

室蘭市民俗資料館(とんてん館)

f:id:okrkn222:20191214153223j:plain

室蘭市民俗資料館(とんてん館)

続いて訪れたのは室蘭市民俗資料館です。

ここに行って思ったのは、室蘭に行くならまずはここを訪れて室蘭の基本情報を学ぶとその後の観光などが楽しくなるだろう!!!!ということでした。

www.city.muroran.lg.jp

 

f:id:okrkn222:20191214153230j:plain

青い目の人形

このお人形はアメリカから友情の印として日本に贈られたものですが、太平洋戦争が始まってほとんどが破壊されたそうです。

しかしそれがなんと室蘭に残っていた!というもの。

f:id:okrkn222:20191214153234j:plain

室蘭市民俗資料館

資料館には室蘭の歴史が分かる展示が整理されて簡潔に分かるように展示されてました。

f:id:okrkn222:20191214153239j:plain

室蘭市民俗資料館

もちろん石炭との繋がりも展示されてます!

f:id:okrkn222:20191214153244j:plain

室蘭市民俗資料館

あったぞ北炭マーク!!(なんか曲がってるけど)

これを見るために室蘭に来ても良いと言ってもいいぐらい!!!(そうか?)

f:id:okrkn222:20191214153248j:plain

室蘭市民俗資料館

そしてここにも恵比寿さん&大黒さんが。
これは高炉で何かしら記念になる製鉄する度に作っていた記念品みたいですね。

 

しかし…

室蘭には観光地もあるわ、戦争の歴史もあるわ、今を生きる産業はあるわ、何でもあるじゃないですか…
いいなぁ……!!

旧三菱合資会社室蘭出張所

f:id:okrkn222:20191214153253j:plain

旧三菱合資会社室蘭出張所

ということでその後はまち歩きです!

まず行ったのは旧三菱合資会社室蘭出張所。こちらも日本遺産「炭鉄港」の構成資産です。

振興局さんのページから一部を引用させてもらうと

 

「1915(大正4)年に旧三菱合資会社室蘭出張所として建築された木造2階建の事務所です。」
「戦時中は日本石炭(戦時国策により石炭各社を統合した統制販売会社)の事務所として使用されましたが、戦後は三菱鉱業の室蘭営業所として長く利用されました。
現在は、一般社団法人むろらん100年建造物保存会が所有しております。」

引用元:http://www.sorachi.pref.hokkaido.lg.jp/ts/tss/kouseibunkazai.htm

 

ということ。

一般社団法人 むろらん100年建造物保存活用会≫ http://muroran100.com/

 

平日10時~17時のみの公開なので、一般の会社員の方が行くのはなかなかハードル高いかもしれません笑

f:id:okrkn222:20191214153258j:plain

旧三菱合資会社室蘭出張所

なんでこの写真なんだよって感じですが他のがたくさん人が映ってたのですいません笑

中にはちょっとした資料室やキャンドルショップもあるのでぜひ行ってみてください~!!

洋館!!!って雰囲気がたまらないですよ。

(ていうか室蘭は北炭ばっかりだったけどようやくここで三菱に会ったな)

 

旧北炭室蘭海員倶楽部

f:id:okrkn222:20191214153302j:plain

f:id:okrkn222:20191214153309j:plain

旧北炭倶楽部

三菱合資から歩いてちょっとのところにあるのが「旧北炭室蘭海員倶楽部」です。

今は一般の企業が所有しているので外側からのみの見学です。

「倶楽部」は炭鉱では接待の飲食や宿泊するための施設ですが室蘭でも同じみたいですね!

1926(大正15)年に井上角五朗(室蘭製鉄の祖、北炭の専務取締役)の別荘があった場所に建設されたそうです。

中入ってみたいな~!!

 

室蘭のまちなみを堪能&カレーラーメン

f:id:okrkn222:20191214153314j:plain

その後はぶーらぶーらと歩きながら室蘭の街並みを堪能しました。

室蘭で一番古いお米屋さん!!

f:id:okrkn222:20191214153318j:plain

こうやって看板が立っているのが素敵です。

これはまちぶらし甲斐がある!!

f:id:okrkn222:20191214153324j:plain

f:id:okrkn222:20191214153329j:plain

こういう建物が大好物です…。

他にも渋い建物がたくさんあったのでぜひみなさんまちぶらしてみてほしいです!!

 

まちぶら最後は繁華街?の方まで歩いて行って、前日に食べ損ねた大王のカレーラーメンを食べました。

 

f:id:okrkn222:20191214153333j:plain

 カレーが麺に絡みすぎてあっつあつ~~~~!!!!

そしてスープが旨いのでこれ終わった後ご飯入れておじやにしたら絶対激ウマですよね…。

 

まとめ

f:id:okrkn222:20191129163005j:plain

今回のブログはかなり炭鉱からは離れてしまいましたが、そもそも石炭は製鉄の原料に使われていて、その鉄が戦中・戦後と日本を支えてきました。(もちろん石炭は燃料としても支えてきました。)

室蘭は空知とは全然離れているし、港まちだし、全く違うまちのはずなのにどこか似ている雰囲気を感じるのは、同じように企業城下町として成長してきた側面があるからだと思います。

製鉄所は3交代、企業によって繁華街ができる…

そんな話を聞くと「室蘭はまだ製鉄所が稼働しているけど、もし炭鉱みたくみんなストップしてしまったら…」と思うときっと室蘭は空知のことは他人事ではないと思います。

 

ということで!

 

今回は炭鉄港の「鉄」をからなーりガッツリ見れて、空知の石炭の行先を垣間見れた素敵な研修となりました!!

 

個人的には本当にあの工場が稼働している雰囲気とか、港にクレーンが立ち並んでいる感じとか、まちの雰囲気とか大好きなのでまたお邪魔したいと思います~!!

 

ではでは。