北の空の炭鉱女

炭鉱が好きすぎて北海道は空知にある赤平市に移住してしまったアラサー女の、面倒なことを抜きにしてとにかく炭鉱愛を語るブログ

【ドイツ】ノルトシュテルン炭鉱 ー ノルトシュテルンパーク

ルールの環境の破壊と再生、Nordsternpark

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こんにちは!

炭鉱が好きで北海道赤平市に移住した女です!!

 

このブログは2018年に行ったドイツの炭鉱遺産をまとめ直した記事です。

 

炭鉱以外についても触れたドイツ珍道中についてはこちらのブログでどうぞ▼

ka2design.hateblo.jp

 

このブログの記事に書いた内容を炭鉱に焦点を当ててリライトして行きたいと思います!

 

目次

 

ノルトシュテルン炭鉱について

ノルトシュテルン炭鉱

(Zeche Nordstern)

1868年~1986年

 

このページが公園に関する公式のもののようですが、なぜか重たい…。

しかし詳しい歴史もここに書いてあります。

www.gelsenkirchen.de - Nordsternpark

 

この公園がゲルゼンキルヘンというまちにあるのですが、そのまちのWikiも発見。そこにも詳しく書いてあります。

Zeche Nordstern – Gelsenkirchener Geschichten Wiki

 

この炭鉱について書かれているページで面白いな~と思ったのが…

1926年、2人の若手建築家Fritz SchuppとMartin Kremmerが鉱山用の最初の建物を設計しました。後に、彼らは隣の炭鉱Zollvereinの建設で世界的に有名になります。

翻訳したのを引用しているのでよく分かんないのですが笑

どうやら建築家が設計しているようで、それがその後有名になった建築家みたいです。炭鉱って超実用的な建築物なのに、そのデザイン性が評価されるっていうのがまた面白い部分ですよね~。

 

また、閉山後できた講演では「BUGA」というガーデンショーを開催したみたいで(たぶん)、炭鉱によって川がめちゃくちゃ汚れた地域なので、その環境の破壊と再生をドラマチックに見ることができるのがこの公園……だと思います。

(なんせ翻訳を読んでいるので怪しいですけど)

 

この公園は「IBAエムシャーパーク構想」という、石炭産業で一気に盛り上がり、産業の衰退と共にルール全体に様々な問題が起こったことに対する対策の中のひとつだったかと思います。

産業によってまちが大きく変わって行く様子はどの国でも一緒なんですね~。

 

ということで!

以下が私が訪れた際のブログの抜粋です。

 

おっさんの乗った立坑やぐら

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あさイチ訪れた立坑はコレっ!!朝から2本もまとめて立坑を見れるなんてドイツ素敵っ!!きゃー!!!

……えーと、日本語読みだと「ノルドステルン」?になるんでしょうか。

 

ーーこの時はあいまいで「ノルドステルン」?「ノルドシュテルン」?など私の中で色々と案がありましたが、Google Mapさんが「ノルトシュテルン」と言っているのでそうなのだと思います。笑

 

 こちらは広~い公園になっていまして、公園内には他にもいくつか炭鉱関連の施設がそのまま(文字通りそのまま)残っています。

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右奥に見える小山(確かズリ山)に登りました

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なんか躍動感あるピクトさん

エムシャー川とライン=ヘルネ運河が並んで走る場所で、汚水をそのまま捨ててたらヘドロがたまりすぎて増水した時に溢れ出て大変なことになったことがあったり(ぐぇ…)、なんだか色々あった場所です。(おい)

ちなみに川は臭かったです。公害って怖い。

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で、その立坑はというと……なんとオフィスビルになっています。目の前には公園。

 巻き上げ機(要はエレベーターのモーター)が地上ではなく立坑やぐらの上にある、ワインディング方式という形の立坑が右側のビルみたいなものです。めっちゃきれいに壁が張り替えられていて、立坑と言われないと分からないほどのビル感です。

で、その上にはなんだか現代アートとかなんとか言って等身のおかしいおっさんが上に乗せられています。

我々の間ではおっさんは不評でした。笑

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そんなオフィスビルのすぐ脇はオシャレ公園でオシャレ小川が流れています。

日本人だったら「自転車が落ちて苦情が来たらどうするんですか!」とかって役所が言って作れないパターンのやつですね!と盛り上がりました。ちなみにドイツではそういう輩は基本「自己責任」で片づけられるそうです。イイネボタン連打。

ということで、移動です。

 

▼続きは旅行ブログで▼

ka2design.hateblo.jp

 

まとめ

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このように、このノルトシュテルンパークの私の一番の衝撃ポイントは、産業遺産が博物館でも何でもなく、普通に使われているという点でした。

いや、博物館にするにはルールには産業遺産が残りすぎているのかもしれませんけど、それにしたって「遺産」と言われるものを利用する、活用するってすごいなぁ~良いなぁ~と思いました。

 

しかしこれはもうほんとドイツ人だから?欧米人だから?かもしれませんが、彼らは本当に公園を使いますよね。

日本では……というか私が住んだことがあるのは北海道だけなので本州では分からないんですけど、公園を「利用している」ってあんまりない気がするんですよね。

休日になったら映画見に行ったり、買い物したり、カラオケ行ったり、の選択肢の中に公園に行くっていうのが含まれている感じです。これはどんだけ日本で公園を作ってもどうすることもできない気がします…。

 

さて話はずれましたが、この公園はオフィスビル、公園、イベントスペース、炭鉱遺産、環境についての展示がまとめて見ることができますし

ビルの上に立坑が立っている…

…というか立坑がビルになっている……

という炭鉱ファンとして摩訶不思議な光景を見ることができるので、一見の価値ありです!

 

場所がゲルゼンキルヘンとボットロップの間という微妙~~な場所にあるのですが、そのあたりにご用事のある方はぜひに~。

 

ではでは。