夕張市石炭博物館に行ってきました!
こんにちは!
炭鉱好きすぎて北海道は赤平市に移住した系の女です!
今日はめっっちゃ久しぶりに「夕張市石炭博物館」に行ってきたので、私的な楽しいポイントをブログにまとめようと思います。
しかしどれくらい久しぶりに行ったかと言うと
1年ぶりぐらい。
なんと例の火事後も一度も行けてませんでした。
目次
火事の話(チラっと)
そう、例の火事と言えば、例の火事です。
ショックすぎてブログも書けずにいたのですが、博物館の地下に本物の使っていた坑道を見学できる施設がありました。
そこが何が起こったんやら火事が起こりまして、石炭だらけの坑道内はもはやストーブの中のようになってしまったんです。それで消火のために水を入れ、数日かけてようやく鎮火となりました。
ショックすぎて書けずに書いたブログかこちら
今すぐ状況を見に行きたい…。
だけど私が行ったところで何もできない…。
ただの野次馬になってしまう…。
邪魔になるかもしれない…。
なんて考えているうちに時間が経ってしまいました。
そうしているうちに地下の坑道は閉鎖されたままですが、夕張市石炭博物館の本体はオープンするというニュースが入ってきました!
そうして時間はかなり経ってしまったのですが、指定管理をしているNPOにお願いをし、今回は赤平から夕張に出張をさせてもらったのです!!!!
頑張れ石炭博物館!!!!!
夕張市石炭博物館とは
まず簡単にこちらの施設を紹介させていただきます。
夕張市石炭博物館 (公式HP)
〔TEL〕0123-52-5500 〔FAX〕0123-52-5566
開館期間:2019年は11/04(月)まで
休館日:火曜日
入館料(一般 大人)1,080円(でも今は火災で坑内が見れないので700円、その他割引有)
詳しい開館日や料金は公式HPをご覧ください!
この博物館は、まさに炭鉱があったその場所に立っている博物館です。
元々は「石炭の歴史村」という遊園地の中のひとつとしてオープンした博物館で、その後第三セクターや民間委託などを経て今はNPO炭鉱の記憶推進事業団が指定管理をしています。
ちなみにこの「石炭の歴史村」が廃墟好きにはたまらない廃墟遊園地となっているのですが、当然立ち入り禁止です。
そして「昔修学旅行で来たんだ!」というお客さんもよくいらっしゃって、遊園地が再開されたと思って来る方もいるのですが…
残念ながら博物館だけなのです…。
私は2015年の「炭鉱の記憶アートプロジェクト」で運よく中を見れたのですが、当時の面影とスケールを垣間見れて非常に楽しかったです!!
夕張市石炭博物館(1F)
さて、やっと内部の紹介を始めようと思います!
実はこの施設、入館料が設定されていますが1Fの企画展&ホールは入場無料なのです!
その時その時でイベントをやっていたり企画展をやっているのでそれを見るのもオススメです。
トイレはこの1Fにしかないのですが、キレイだし入館料払わなくてもトイレは使えます。笑
休憩スペースも広々していますし、映像や多少の書籍、写真もあります。ついでに自販機もあります。
ロビーにで~ん!とあるのはサリバン型コンプレッサーです。炭鉱では圧縮空気を動力にしている機械も多かったため、こんなデカいコンプレッサーを使っていたんですね。
この辺を見ると「THE☆炭鉱まち!」って感じしますよね。
なお、外にも見どころいっぱいで
ジワジワ好きになってきた「ホーベル」というちょいキモ機械です。でも何度も見ているうちに好きになってきました。
石炭は植物由来(!?)の燃料なのですが、その元になったのがこんな木です。
てな感じで、外と1Fだけでも見て楽しいものがたくさんありすぎて困ります。
夕張市石炭博物館(2F)
ホール入ってすぐに券売機があるので、そこで券を買います。今は「模擬坑道」が見学できないので通常よりも安くなっています。その券を見せると2Fへ行くことができます。階段もありますが、エレベーターもあります。
最初の部屋(?)ではざっくりと夕張の概要が分かります。この石炭モニュメントの上にそびえたつ標語がかなり攻めてます。まさに「今の夕張」を感じます。
そのすぐ横に出てくるのは映像展示です。たぶん昨年のオープンから内容は変わってないんじゃないかな?と思います。
すごいドラマチックで、全部見てもそんなに時間は感じません。センサーでスタートするので、タイミング悪かったら途中からスタートになっちゃいますが、ぜひフルで見ていただきたい。(ワガママ
映像の次に進むと「石炭ロード」が現れます。たまに燃えてるところにキュンとします。
このパネルがそれぞれ裏に色々な情報が書いてあるのですが
この説明が秀逸だと思うんです!!!!
きちんと「はじめから」書いてあって、これを読んだら石炭の歴史をほぼ網羅できるのでは!!!!
というレベル。
まさに北海道の石炭の歴史の教科書です。
黄色い字のところはテストに出ます。
ていうか読むの辛かったら黄色い字のところを追うだけでも内容を理解できるのでスゴイんですよ。
ただ情報量が本当に教科書レベルなので好き嫌いは分かれるような気がします。
夕張の話がたくさんあるのですが、きちんと空知全域も出てくるところがツボです。
ちょっと写真を撮り忘れたのですが、この他にもサイドの壁には映像展示、奥の床にはパノラマが広がっていて夕張関係者は見ていて「あ~!ここが昔〇〇だったあそこだ~!」みたいに盛り上がると聞いています。
その先には怒涛の夕張の近代が待っています。
この辺は教科書的なパネルはありません。「みんな知ってるっしょ?」ってことなのかな。
夕張市民が見たら「あぁ~」ってなりそうな展示も。
その先には時計がたくさんある壁があって終わり……かと思いきや、まだまだ展示は続きます。
ちなみに紹介している物の他にも炭鉱で使っていた道具や様々な展示もあります
個人的にスゴイな~と思っているのはこのリアル炭鉱マンの展示です。私は人見知りで元炭鉱で働いていた方とかから話を聞いたりするのが苦手なので、こうやって話を聞けるのはすごく貴重です。
このシリーズ増えてほしいなぁ。
他にもたくさんあるので、あとははご自身でご覧あれ~。(写真撮ってない笑)
壁の向こうにも炭車(トロッコ)・人車があったりして、その先の通路を進むと…
キャップランプ(ヘッドライト)のバッテリーの充電台だ!!!!
これも炭鉱やメーカーや時代によって形が様々なんですよね~!!!
こうして「立坑ケージ乗り場」にたどり着きます!!!!
えぇ!!わかってます!!!!
これただのエレベーターじゃねぇかって!!!!!
そうなんですけど!!!!!
いや、これは立坑ケージなんです!!!!!
これに乗って地下ウン百メートル下に行くんですよ~^^笑
長くなってきたのでパート2へ続く…。
▼その2へ▼