北の空の炭鉱女

炭鉱が好きすぎて北海道は空知にある赤平市に移住してしまったアラサー女の、面倒なことを抜きにしてとにかく炭鉱愛を語るブログ

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祝!「炭鉄港」日本遺産認定!!

「炭鉄港」が日本遺産となりました!

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いいぇぇぇぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!

お~~~~~~~~~~めでとぉぉぉぉ~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!

 

……っということで

この日のために赤平に移住したと言っても過言ではないワタクシです!!

 

※ワタクシの炭鉱愛についてはこちらで

 

yamaonna.hateblo.jp

 

いやぁ……

本当に良かった…

ほっとした…

 

ということで!

今回は「炭鉄港」が日本遺産に認定されたということで、記念にブログを書きました!

 

が、色々ありますね!疑問が!!

それを、私にもわかるように(!?)簡単にまとめておこうと思います!

 

目次

 

「日本遺産」って何?

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旧住友赤平炭鉱

まずはこの疑問ですよね。

「日本遺産」って何よ、と。

 

世界遺産」は皆さんよくご存知ですよね。それの日本版かというと実はちょっとだけ違います。

 こちらは文化庁が所管でして、「日本遺産ポータルサイト」のページから引用しますと…

 

文化庁では, 地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として認定し, ストーリーを語る上で不可欠な魅力ある有形・無形の様々な文化財群を総合的に活用する取組を支援します。

世界遺産登録や文化財指定は, いずれも登録・指定される文化財文化遺産)の価値付けを行い, 保護を担保することを目的とするものです。一方で日本遺産は, 既存の文化財の価値付けや保全のための新たな規制を図ることを目的としたものではなく, 地域に点在する遺産を「面」として活用し, 発信することで, 地域活性化を図ることを目的としている点に違いがあります。

https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/about/index.html

 

このページよよく読んでみると、もちろん「遺産」そのものの「保存」も大切ですが、それ以上に「活用」すること、そのストーリーが重視されている、とありました。

 

「炭鉄港」のストーリーとは(ざっくり)~北の産業革命

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旧幌内炭鉱 立坑やぐら

それでは今回「日本遺産」に見事なった「炭鉄港(たんてつこう)」とはどのようなストーリーなのでしょうか。

 

「説明読むのめんどくせ~」って人はまずこちらの動画を見てみてはどうでしょう。

youtu.be

 

ちなみに他にもこちらのページには動画があります。

炭鉄港HP 炭鉄港ストーリーのページ | 空知総合振興局地域創生部地域政策課

 

で、上記のページから炭鉄港の説明を引用しますと…

開拓史が設置された1869年からわずか150年という短い期間で、
5万人弱だった人口が100倍近く増え、豊かな社会を達成した北海道。
その歴史をひも解くと、空知(石炭)、室蘭(製鉄)、小樽(港湾)と
それらをつなぐ鉄道を舞台に繰り広げられた、産業革命の物語が見えてきます。

とあります。

…これだけじゃ分からないのは分かってます…!!

 

とりあえず先ほどもあったように「炭鉄港」の言葉の意味の説明をすると

「炭」は「炭鉱」の炭

「鉄」は 「鉄道」「製鉄」の鉄

「港」は「港湾」の港

となります。

 

この「炭」「鉄」「港」が北海道の産業革命、ひいては開拓に深~く関わってきた要素なんですよ~というのがざーっくりとした説明でしょうか。

 

炭鉄港HP 炭鉄港推進協議会のページ | 空知総合振興局地域創生部地域政策課

こちらのページで公開されている日本遺産の申請書から、ざっっっくり歴史を抜粋しますと…(本当にざっくりです)

 

  • 明治に北海道の開拓が始まる
  • 石炭が必要で、空知の炭田の調査&開拓が進む
  • 空知と小樽を繋ぐ北海道最初の鉄道が開通
  • 鉄道が室蘭に延伸、室蘭が発展&鉄鋼業がはじまる
  • 「炭鉱」「鉄道」「製鉄」「港湾」が北海道の産業を支える
  • 国策による使命を終えそれぞれに衰退、そしてこれから

 

という歴史なのですが、どうしてこの歴史が日本遺産になるほど面白いストーリーなのかと言いますと、この報告書から私が思うに

 

  • 北海道の産業革命の歴史が約30年という短い期間にギュッと詰まっている(世界遺産になった「明治日本の産業革命」は幕末~明治の約60年間なので、ほぼ倍速)
  • 北海道を舞台にした一大国家プロジェクトだった(始まりも、終わりも)
  • 「成長」「衰退」「これから」を見ることができる

 

という点でしょうか。

あんまり書くと調べる楽しみがなくなっちゃいますからここではざっくりとねっ☆笑

 

「炭鉄港」って誰がやってるの?

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岩見沢レールセンター

さっきの炭鉄港のストーリーを見ると、歴史好きの人からすると「結構北海道のどこでも関わってたんじゃん?」って思いますよね。

そうなんですよ。

北海道全部みんな炭鉄港

って言ってもいいんじゃないかって私は思うわけです。笑

 

しかしそこは北海道はでっかいどう。地理的にも歴史的にも産業的にも文化的にも一緒にできない地域ってたくさんあるわけです。

 

そんな中で、岩見沢に拠点を置くNPO法人炭鉱の記憶推進事業団の「炭鉄港」のページを見てみると

炭鉄港-北の近代三都物語

2010年から「炭鉄港」の取り組みをスタートしていたようで、NPOが空知の炭鉱をメインに活動してきたNPOだということを考えると、空知の「炭鉄港」の動きはこのころには既にあったということでしょう。

 

そんな取り組みがジワジワと動き続け、2018年7月に「炭鉄港推進協議会」という任意団体ができました。

この団体の事務局を務めるのが岩見沢に設置されている道の機関「空知総合振興局」です。この振興局のWEBページで今までの協議会の資料等も見ることができます。

炭鉄港HP 炭鉄港推進協議会のページ | 空知総合振興局地域創生部地域政策課

 

ちなみに名簿を見ると、赤平市長が協議会の会長に、夕張市長が協議会の副会長になっていて、振興局と共に赤平市も事務局となっていました。

 

ちなみに日本遺産の申請書を見ると、申請者は

この12市町となっていますが、協議会の資料を見ると構成員は市町の他に3振興局、10観光協会、11経済団体(商工会等)、そして炭鉄港の取り組みを始めたNPO炭鉱の記憶…も含まれています。さらに「幹事会」というものもあるようで、幹事会には全部で55もの団体が参加しています。

たっくさんの方々の尽力があったんですね~!!

(詳しくは資料見てください~)

 

「炭鉄港」で日本遺産になったモノって何?

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旧住友赤平炭鉱

それでは!

ついに「見れる炭鉄港」の紹介を…と思ったのですが……

 

なんと「炭鉄港」の構成要素は全部で45個もあるんです!!

そりゃ12市町にもまたがってたらそれぐらいになりますよね…!!

 

しかし逆に言うと45個も楽しめるのです。うふふ。

でもブログで紹介するには数が多すぎて向いてません。涙

 

一覧は申請書を見ていただければ出ているのですが…

これ全部書き出したら超長くなるのは分かってるんですが……

 

えぇい祝いじゃ!!書き出すぜ!!!(何)

資料では「炭」「鉄」「港」で分類されてますが、私は件数の多い市町村ごとにご紹介!

しかし……結構わたし行ったことのない施設がたくさんありました。勉強が捗りそう~…。

 

三笠市(8件)
夕張市(7件)
小樽市(7件)
室蘭市(6件)
岩見沢市(4件)
美唄市(4件)
赤平市(3件)
芦別市(2件)
  • 星槎大学(旧頼城小学校)校舎及び体育館
  • 旧三井芦別鉄道炭山川橋梁
月形町(1件)
  • 樺戸集治監本庁舎
栗山町(1件)
  • 小林酒造建造物群
沼田町(1件)
安平町(1件)

 

まとめ

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三菱美唄炭鉱 立坑やぐら

これでだいたいの炭鉄港については分かったでしょうか…?

空知の炭鉱で掘った石炭を積み出すためにひかれた鉄道、開かれた港、その先にできた製鉄。

これらがあったから今の北海道があり、言ってしまえば多くのまちも「炭鉄港」の物語があったから生まれたまちなのではないでしょうか。

 

しかし思ったよりも全然知らなかった「炭鉄港」。

なんなら全然知らなくて、「ちょっと範囲広いし壮大すぎるし、日本遺産になるには難しいんじゃないの~」とか思ってました。(秘密だよ)

 

しかし蓋を開けてみたらこの結果です。

やっぱり今までこの大事な炭鉱の遺産や北海道の開拓の歴史を守ってきた方々の努力ってものすごいものがあったんだな~と思いました。

私のように好きだのなんだのって口で言うことは超簡単です。

しかし実際人の価値観を動かしたり、人の行動を変えたり、影響を与えることって本当にものすごいパワーが必要なことです。

あぁすごい。

本当にすごい。

 

ただ今回ブログを書いてビックリ。

だって構成要素で行ったことないところめっちゃあるんですもん。

 

これはまだまだ調べる&訪れる必要がとってもありそうです!

今からワクワクしますね~!!

 

このブーム(!?)に乗っかって、みんなで「炭鉄港」巡りしちゃいましょう~!!